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「分子技術」のグローバル展開 〜フランス、スイスの研究機関での研究者交流〜

JST戦略的創造研究推進事業 さきがけ「分子技術と新機能創出」の加藤隆史研究総括(東京大学大学院工学系研究科 教授)らは、フランス、スイスの研究機関を歴訪し、若手研究者人材の交流等、今後の国際協調関係の構築などについて、意見交換等を図りました。

フランスでは、ストラスブール大学Mir Wais Hosseini教授(および化学先端領域研究分子技術国際センター長)が主催するセミナーに参加し、約40名のフランスおよび日本の研究者が出席する中、特別講演・議論を行いました。新たな機能を持った物質・材料の創出戦略としての「分子技術(Molecular Technology)」の重要性が認識されました。

またこのフランス訪問の機会に合わせて、さきがけ「分子技術と新機能創出」で研究を進めるスイス・バーゼル大学の川井茂樹シニア・リサーチャーの研究実施場所も訪問しました。さきがけ研究に関する研究指導や、今後の研究展開等についての活発な議論が繰り広げられるとともに、加藤総括による特別講演も開催されました。

「分子技術」という概念は、「科学的知見を基に、分子を設計・合成・操作・制御・集積することによって、分子の特性を活かして所望の機能を創出し、応用に供するための一連の技術」のことを指すものとして、JSTの研究開発戦略センターでのワークショップや提言等を経て構築され、文部科学省の戦略目標(2011年度)に設定されました。それを受けて、JSTでは2011年度にCREST・さきがけの研究領域を発足し、「分子技術」の研究開発を推進しています。さらに、2013年度からはフランス国立研究機構(ANR:Agence Nationale de la Recherche)との間で「分子技術」にかかる日仏共同研究を連携して推進することに合意し、1回目の共同公募を実施しました。JSTは日仏共同研究とCREST・さきがけの研究開発を効果的に連携させることにより、我が国の「分子技術」研究をますます加速・拡充し、世界をリードすることを目指しています。


Hosseini教授

バーゼル講演(加藤)