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「JST太陽電池キャラバン(第2回) 太陽電池学で語る未来 in 宮城」開催
2014年05月10日(土) 東北大学 金属材料研究所 講堂

2014年5月10日(土)、JSTさきがけ「太陽光と光電変換機能」研究領域(研究総括 早瀬修二 国立大学法人 九州工業大学 大学院生命体工学研究科 教授)は東北大学金属材料研究所および東北大学サイエンスカフェにご協力いただき、「JST太陽電池キャラバン(第2回) 太陽電池学で語る未来 in 宮城」を開催しました。

「化学・物理学は太陽電池研究にどう役立つのか」「様々なタイプの太陽電池研究がどう未来を切り開くのか」をテーマに、早瀬研究総括並びに本研究領域で活躍している新進気鋭の3人の若手研究者(東北大学助教 沓掛健太朗 博士、金沢大学准教授・當摩哲也 博士、(独)JSTさきがけ専任研究者 久保若奈 博士)が自らの研究テーマを交え、太陽電池の面白さを伝えました。 さらにゲスト講演者として(独)産業技術総合研究所 主任研究員 櫻井啓一郎 博士に、政策の観点から太陽電池の普及について興味深く且つわかりやすい講演をして頂きました。地元の高校生・大学生の方々を中心に50名以上が参加し、現在実施されている最前線の研究や未来の太陽電池の姿をわかりやすく、熱心に語る研究者に対して熱い視線が注がれ、講演会は大盛況に終わりました。

講演会当日は、「太陽電池の研究はこれからの研究であり、若い世代の方々に担ってもらいたい」という早瀬研究総括から若者へのエールに始まり、研究者からの講演内容を通して、無尽蔵なエネルギーである太陽光を利用することが、低炭素化社会の実現に大きく貢献するという認識を共有することができました。さらに東日本大震災で被災した東北の企業が金沢大学と共同で実施した太陽電池の技術開発により復興に貢献できたという報告も頂きました。

また、講演会の会場内では太陽電池関連の展示を行い、参加者が最先端の太陽電池やその素材に手を触れつつ、研究者と直接議論ができる機会が設けられました。 展示には、研究者の皆様に加え、JST復興促進センターが実施する復興促進プログラム マッチング促進事業の支援を受けて、研究課題「高効率で低コストな多結晶シリコンウェハプロセスの一貫した開発」を実施している(株)リード様にもご協力いただき、太陽光パネル用ウェハのスライス加工に使用されるダイヤモンドワイヤー、またワイヤーソー装置の縮小モデル、潟Vリコンンプラス様御提供最新の多結晶インゴットを展示して頂きました。研究者を志す若者と先端研究を実施している研究者の白熱した議論が交わされ、太陽電池に興味を抱いた高校生・大学生が様々な展示やデモンストレーションを食い入るように見ていたのが非常に印象的でした。この講演会が東北の若者の未来に研究という名前の種まきをしたことを期待しています。
(戦略研究推進部 堀江留美子)

  • JST太陽電池キャラバン(第2回) 太陽電池学で語る未来 in 宮城のHP
  • http://www.jst.go.jp/presto/solar/caravan/vol2.html