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国際シンポジウム“ナノワイヤー太陽電池〜最先端の太陽電池研究で福島復興へ〜”開催報告
2013年06月10日 東京工業大学 東工大蔵前会館

文部科学省「革新的エネルギー研究開発拠点形成事業」では2013年06月10日に第1回国際シンポジウム“ナノワイヤー太陽電池 〜最先端の太陽電池研究で福島復興へ〜”を東工大蔵前会館(くらまえホール)で、本事業の拠点形成支援機関である科学技術振興機構(JST)の主催、東京工業大学の共催により開催しました。この事業は、再生可能エネルギーに関わる開かれた世界最先端の研究開発拠点を福島県に整備することを目的とするもので、経済産業省(産業技術総合研究所)が福島県郡山市に整備する研究施設(平成26年04月開所予定)において、革新的な超高効率太陽電池の実現を目指した研究開発を実施します。

開会にあたり、文部科学省研究開発局環境エネルギー課の篠崎課長、JST中村理事長、東京工業大学三島学長から期待と激励の挨拶をいただき、その後、本事業の研究総括である小長井誠教授(東京工業大学)からプロジェクトの概要説明がありました。

海外からは、太陽電池分野の第一線で活躍する6名の研究者、Jef Poortmans 博士(ベルギー・IMEC)、Jurgen Werner 教授(ドイツ・シュトゥットガルド大学)、Pere Roca i Cabaroocas 教授(フランス・エコール・ポリテクニーク)、Wenzhong Shen 教授(中国・上海交通大学)、Donghwan Kim 教授(韓国・高麗大學校)、R. E. I. Schropp 教授(オランダ・アイントホーフェン工科大学(兼)エネルギー研究財団)より最先端の研究開発状況を発表いただきました。また、国内からは、近藤道雄 上席イノベーションコーディネーター(産業技術総合研究所)より、「福島再生可能エネルギー研究開発拠点(仮称)」での取り組み等を紹介頂きました。さらに、本プロジェクトの3人のチームリーダー(中嶋 一雄 京都大学客員教授、宮島 晋介 東京工業大学准教授、市川 幸美 科学技術振興機構研究員)から研究の概要と最新の成果が発表され、国内外の参加者との間で充実した議論が交わされました。

その後のポスターセッションでは、研究グループメンバーから13件のポスター発表が行われ、ナノワイヤー太陽電池の要素技術等に関する研究開発の進捗状況が発表され、活発に意見交換が行われました。

国内外の産学官から多数の一般参加者が集い、本プロジェクトの研究メンバー、福島復興を推進する行政関係者等を含めて約180名が参加しました。太陽電池分野における世界の最先端の研究開発状況を把握し、今後の研究活動をより充実させる手がかりが得られた、時宜を得たシンポジウムとなりました。