JST国際科学技術部は、中国国家自然科学基金委員会(National Natural Science Foundation of China（NSFC))と共催で、「臨床研究のためのゲノミクス」ワークショップを中国上海で開催しました。本ワークショップでは、｢疾患・コホート｣、｢医療応用｣、｢最新技術｣の観点から、日中双方の専門家による研究紹介に加え、近年のゲノム、エピゲノム等の情報や技術を活用し、両国で協力すべき分野や領域についてディスカッションを行いました。

ワークショップには総勢約35名の参加者が集い、活発に意見交換がなされるとともに、ゲノミクスなどにおける両国の研究状況について理解を深め、今後、この分野で両国が協力して解決すべき問題や研究領域、創薬や臨床研究への展開についても議論されました。

また、サイトビジットとして、日本側研究者は中国科学院 健康科学研究所、上海交通大学　医学部を訪問し、同研究機関の研究者らから研究紹介を受けるとともに研究施設の視察を行いました。

本ワークショップの開催により、日本－中国間における科学技術交流の更なる深化が期待されます。