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山中教授のノーベル賞授賞式および晩餐会に中村理事長が参列
2012年12月10日(月)ストックホルム

山中伸弥・京大教授が2012年のノーベル生理学・医学賞を授賞されたことにともない、JST中村道治理事長が12月10日にストックホルムで開催された2012年ノーベル賞授賞式および晩餐会に招待されました。

授賞式はストックホルム中心部のコンサートホールで開かれ、受賞者達はスウェーデンのカール16世グスタフ国王からメダルと賞状を受け取った後、気温−8℃の雪が降りしきる中、晩餐会の招待者らとともにシティホールへ移動し、関係者の方々とともにその栄誉を祝いました。

ストックホルムの街はこの期間、ノーベル賞に関連した行事が開催されており、ストックホルム大学マグナ講堂で開催された「ノーベル・レクチャーズ」では、JSTの国際共同研究(ICORP)や発展研究(SORST)でフランスの共同研究者であったセルジュ・アロシュ博士や、物理学賞を一緒に授与された米国のデービッド・ワインランド博士からの講演を聴講しました。

また、9日に開催された「ノーベル・ウィーク・ダイアログ」では、ジェームズ・ワトソン博士(1962年、生理学・医学賞)からの研究や授賞に関する逸話や、スティーブン・チュー博士(1997年、物理学賞)やエリック・ランダー博士らによるユーモアを交えた講演は会場を沸かせ、科学コミュニケーションの意義を改めて学べた機会だったと思います。

日本では授賞式や晩餐会の場面は短いニュースでしか見ることができませんが、多くの子供達や大学生らも参加していることを初めて知り、ノーベル賞を取り巻く文化に感心させられます。この時期にストックホルムを訪れ、日本と外国のノーベル賞への接し方の違いを体験することは、日本の科学技術を振興するうえで非常に参考になると思います。授賞式と晩餐会には限られた方々だけの参加ですが、その模様はすべてテレビで生放送されますので、誰でもその歴史と文化を感じることができます。

パリ事務所長 加藤裕二