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国際ヒトエピゲノムコンソーシアム年次総会参加報告
2012年9月6日(木)〜8日(土) 韓国ソウル

国際ヒトエピゲノムコンソーシアム(IHEC)年次総会が韓国ソウル市において、100人以上の参加を得て韓国国立衛生研究所(KNIH)の主催により、2011年のアムステルダムの開催に続き開催されました。独立行政法人科学技術振興機構(JST)もIHECの参画メンバーとして参加し、また、IHECに対応する標準エピゲノム解析を推進する3つのCREST研究プロジェクトのメンバーも参加しました。IHECは各国が協調して健康と疾患に関連する重要なヒト細胞のエピゲノムのうち少なくとも1,000を解読することを目標としたコンソーシアムです。各国の進捗状況や今後取り組むべき科学技術上の課題を共有する上で極めて有意義な場となりました。

9月6日〜8日まで、3日間の日程で行われた年次総会では、米国・EU・カナダ・韓国・ドイツ・イタリア・日本のIHEC参加各国から1年間の進捗状況の報告が行われた後、広報、データの取り扱いなどIHEC運営上の課題について議論を進めている5つのワーキンググループから現状報告が行われ、意見交換が行われました。日本の研究プロジェクトからは日本独自の解析手法の提案が行われました。さらに各国の研究者からの最先端の研究紹介や日韓での連携ミーティングなどが行われました。

JSTは2011年5月にIHECに参画しました。2011年発足のCREST「エピゲノム研究に基づく診断・治療へ向けた新技術の創出」研究領域(研究総括:山本雅之、副研究総括:牛島俊和)では、エピゲノムの変動と維持に関する新原理の発見や画期的な予防・診断・治療法に資する基盤技術を目指すとともにIHECに貢献する標準エピゲノム解析を推進しています。

エピゲノムとは各細胞のゲノムが化学修飾などをうけて遺伝子の発現が後天的に調節される仕組みです。具体的な修飾様式として、DNAのメチル化、ヒストンのメチル化・アセチル化、非翻訳RNAなどがあります。