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JST「CREST」の研究成果が、米セル誌の「リサーチ・ハイライト2011」に選出

2012年1月6日に発表された米セル誌の「リサーチ・ハイライト2011」の1つに、京都大学の斎藤通紀教授、林克彦講師らによる研究成果が選ばれました。米セル誌は世界的に著名な科学誌として知られ、生命科学の研究に大きな影響力を持っています。その編集者が特に注目した年間の5つの成果のうちの1つに選ばれることは、大変名誉なことです。

斎藤教授らは2011年8月、マウス多能性幹細胞から生殖細胞の元となる始原生殖細胞を体外培養で作製し、それを精巣に移植して得た精子から健常な子が産まれたことをセル誌上で発表しました。

iPS細胞から作製された精子と、その精子から産まれたマウス
iPS細胞から作製された精子と、その精子から産まれたマウス

この研究成果はJSTのCREST「人工多能性幹細胞(iPS細胞)作製・制御等の医療基盤技術」(研究総括:須田年生・慶應義塾大学医学部 教授)領域の支援を受けて行われたものであり、始原生殖細胞の発生メカニズム解明に貢献するものと期待されます。また、この培養技術を応用することで不妊症の原因究明などに役立つものと期待されています。

斎藤教授は同8月にERATO「斎藤全能性エピゲノムプロジェクト」の研究総括として選出され、また林講師は同10月にさきがけ「エピジェネティクスの制御と生命機能」(研究総括:向井常博・佐賀大学 理事/副学長)領域に採択されました。両先生とも、引き続きJSTの支援を受けて医療の基盤技術に関する研究を進めています。

Cell誌に関する詳しい情報は以下のURLよりご覧ください。

本研究成果のプレスリリースはこちら

JSTニュース 2011年11月号