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第1回 大規模計算科学 国際シンポジウム−局地災害と地球・宇宙シミュレーション−
The 1st International Symposium on Large-scale Computational Science and Engineering
- local disaster, global earth and space problems -
−2011年10月17日(月) 日本学術会議講堂−

近年のコンピュータの急速な性能向上に伴い、材料・生体の分子・量子科学、工学、地球・天文科学など、空間的にも時間的にもマルチなスケールで、かつ、多くの異なる物理からなるマルチフィジックス現象を対象とした研究が世界中で進められており、新しい成果が数多く得られつつあります。これらの成果を社会に広く発信する機会として、「第1回 大規模計算科学 国際シンポジウム−局地災害と地球・宇宙シミュレーション」(主催:日本学術会議、(独)科学技術振興機構)が、10月17日(月)に日本学術会議講堂で開催されました。

聴講者は約70名でした。研究者以外の来場が多いことが予想されたため、一般の方にもよく理解していただけるように、同時通訳を付けました。

本シンポジウムでは、上記の研究分野の中から、気象、地球温暖化、地震災害、宇宙科学等の連続体力学を基礎としたマクロな現象を解析する分野を対象として、国内外で活躍しているトップクラスの研究者を講演者として招聘し、海外招聘者7名を含む14名の研究者によりプレナリ講演とパネルディスカッションが行われ、モデル化や数値計算手法等のシミュレーションの根幹に関わる問題について、各専門分野の最新の研究内容が発表されました。

これにより、各研究課題に特有の理論・技術と、複数の研究課題に共通のものが明らかになり、研究課題の枠を超えたより大きな成果が得られました。また、それらの研究の中で、シミュレーション技術がどのように使われ、どのように社会に伝えていくかについても紹介され、その現状と今後の課題や展望について、活発に討論されました。

CRESTの「マルチスケール・マルチフィジックス現象の統合シミュレーション」研究領域からは、
7研究課題について、研究内容が発表されました。

  • ・「海洋生態系将来予測のための海洋環境シミュレーション研究」(石田明生先生発表:山中チーム)
  • ・「惑星間航行システム開発に向けたマルチスケール粒子シミュレーション」(臼井チーム)
  • ・「全球雲解像大気モデルの熱帯気象予測への実利用化に関する研究」(佐藤チーム)
  • ・「災害予測シミュレーションの高度化」(高橋チーム)
  • ・「海洋循環のスケール間相互作用と大規模変動」(羽角チーム)
  • ・「観測・計算を融合した階層連結地震・津波災害予測システム」(松浦チーム)
  • ・「原子力発電プラントの地震耐力予測シミュレーション」(吉村チーム)

プログラムなどの詳細はこちらをご覧ください。

  • http://www.multi.jst.go.jp/intl-sympo2011/

シンポジウム当日の予稿集はこちらをご覧ください。(前半日本語、後半英語)