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日本最大の国際協力イベント「グローバルフェスタJAPAN2011」にSATREPSがブース出展
−2011年10月01日(土)-10月02日(日)日比谷公園−

グローバルフェスタ2011会場入口
グローバルフェスタ2011
会場入口

JST-JICA プログラムSATREPS(サトレップス)は、一国や一地域だけで解決することが困難で、国際社会が共同で取り組むことが求められている地球規模の課題の解決のために、科学技術の競争的資金と政府開発援助(ODA)を組み合わせた、日本と開発途上国の研究者の共同研究プログラムです。

SATREPSは、10月1日(土)〜10月2日(日)に日比谷公園で開催された、日本最大の国際協力イベント「グローバルフェスタJAPAN2011」に、ブース出展しました。

今年は、国際機関・NGO・企業など約220の団体が出展し、来場者数は過去最高の約11万人に達し、会場は大賑わいを見せました。

SATREPSのブースでは、別途東京・内幸町の世界銀行情報センターで開催したSATREPS写真展に出展した、「ツバル」、「南アフリカ」、「ブータン」の研究の様子や、現地の生活・文化・風土をおさめた数々の美しい写真の一部を紹介しました。

「ブータン」の美しい写真パネル
「ブータン」の美しい写真パネル

これまでに採択された世界33カ国60プロジェクトの世界地図の前で立ち止まる人もいました
これまでに採択された世界33カ国60プロジェクトの世界地図の前で立ち止まる人もいました

SATREPS大学生インターンの説明に聞き入る来場者(ランナー風)
SATREPS大学生インターンの説明に聞き入る来場者(ランナー風)

JST地球規模課題国際協力室にインターンとして参加している大学生達が、事前に「ツバル」「南アフリカ」「ブータン」の3プロジェクトについて勉強し、来場者へのチラシ配布、SATREPSや3プロジェクトについての説明を行い、ブースを盛り上げてくれました。

有孔虫の水槽と顕微鏡による観察コーナー
有孔虫の水槽と顕微鏡による観察コーナー

ブースには、「ツバル」のプロジェクトに関連して、有孔虫(沖縄のお土産などで有名な「星の砂」が生きている時の呼び名)の水槽が置かれ、顕微鏡による観察コーナーが設けられました。

会場で生き物の水槽は珍しく、多くの人が足をとめ、「星の砂」が実は生き物であったことに驚いていました。

顕微鏡で星の砂を観察する来場者
顕微鏡で星の砂を観察する来場者

また、研究者が撮影した写真もプロ級に美しく、文字パネルによる活動紹介のブースが立ち並ぶグローバルフェスタの会場の中で、SATREPSのブースは学生から年配の方まで幅広い層の目を引き、興味をもってもらいました。

SATREPS大学生インターンが、科学技術と国際協力のコラボというSATREPSの趣旨を説明すると、多くの人はSATREPSの説明を熱心に聞いてくれて、賛同していただきました。

SATREPS大学生インターンによると、このプログラムに必要なのは「わかりやすい説明!」であり、わかれば内容は評判となるので、インターンの目線でSATREPSのプログラムやプロジェクトを伝えていくことの意義を実感したとのことです。

以下は、当日会場でも配布した、SATREPS大学生インターンチームによる3プロジェクトの案内文です。

SATREPS平成20年度採択「海面上昇に対するツバル国の生態工学的維持」

「地球温暖化により、沈むと言われている国「ツバル」。SATREPSでは、海水面上昇に対して、「星の砂」でツバルの島を守ります。お土産として有名な「星の砂」ですが、実は生きものだということをご存じでしょうか?「有孔虫(ゆうこうちゅう)」の死がいが星の砂となり、砂のもとになります。有孔虫をたくさん育て、作った砂を、海流に乗せて、ツバルの島を大きくしていきます。」

SATREPS平成21年度採択「気候変動予測とアフリカ南部における応用」

「気候変動の影響を受けやすい南アフリカ。このプロジェクトでは、その影響を少しでも小さくするために、コンピューターによるシミュレーションで前もって、豪雨や干ばつなどの異常気象を予測できるようにしようとしています。そして、農業・水管理・防災・商品生産管理等の分野に応用することで、南アフリカの持続的開発・成長を目指しています。」

SATREPS平成20年度採択「ブータンヒマラヤにおける氷河湖決壊洪水に関する研究」

「地球上で最も標高の高いヒマラヤ山脈に位置するブータンには、二千数百以上の氷河湖があります。氷河湖とは、氷河の縮小にともなって形成された湖のことです。その氷河湖が、決壊し洪水をもたらす危険性があります。SATREPSでは氷河湖がどれくらい危険なのか、どうして氷河湖ができるのか、洪水が起きた場合に備えてどのような対応ができるのか、どの地域が危険なのかを調査しています。」