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「高齢社会を豊かにする科学・技術・システムの創成」ワークショップ開催報告
−第1回:2010年09月06日(月)学術総合センター、第2回:2010年09月13日(月)JSTホール−

「高齢社会を豊かにする科学・技術・システムの創成」ワークショップ開催報告_1 
「高齢社会を豊かにする科学・技術・システムの創成」ワークショップ開催報告_2 

JSTでは、2010年9月6日および13日の2日間にわたり「高齢社会を豊かにする科学・技術・システムの創成」を検討するためのプラットフォームの一環としてワークショップを開催しました。本ワークショップには、産業界や大学、医療現場の関係者、またこのテーマに関心のある一般の方々など、総勢318名(6日は175名、13日は143名)の多様な方々が参加しました。

高齢社会は、他の先進国に先行してわが国が抱える大きな課題です。豊かな高齢社会の実現に不可欠なのは、人々が生きがいを感じられることと経済発展の両立です。そのためには、介護・リハビリが必要な高齢者は快適に自立して生活でき、元気な高齢者は社会に参加し活動できるような社会を目指す必要があります。

この課題を解決するには、研究者や政府関係者だけでなく、ニーズを持つ当事者や社会の担い手が最初から一堂に会し、様々な観点で意見交換しながら、科学・技術・システムのあり方を考える必要があります。今回のワークショップは、このような背景を踏まえて開催されたものです。

第1回のテーマは「介護・リハビリを支援するために」です。前半は「本当に必要な介護・リハビリ技術とは」と題し介護・リハビリの現場を熟知している関係者から、後半は「企業における取組−製品化に至るまで−」と題し製品開発に至るまでの障壁とその克服を体験している関係者から発表がなされました。

第2回のテーマは「社会参加・ビジネスを支援するために」です。前半は「社会参加を助け、生活を豊かにする技術とは」と題し人々のニーズに応えられる技術開発に取り組む関係者から、後半は「企業・法人における取組−利益が得られるまで−」と題し高齢者も社会参画できる仕組みを社会に実装させることに取り組む関係者からの発表がなされました。

第1回、第2回ともに、発表の後にその回のすべての発表者による総合討論を行いました。会場からは、総合討論のみならず各発表の後にも、介護・リハビリ現場の実情を踏まえたニーズの紹介、産学連携のあり方や社会制度に対する問題提起など幅広い意見が出され、講演者を含めた活発な議論となりました。

プラットフォームで得られた意見等につきましては、今後S-イノベをはじめとした支援事業等の運営の参考として役立てて参ります。