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独創的シーズ展開事業 委託開発成果「生体活性傾斜機能を有する人工股関節」が、第35回井上春成賞を受賞
-2010年07月21日(水) 経団連会館-
この度、小久保 正 中部大学 生命健康科学部 教授と日本メディカルマテリアル株式会社(以下JMM)が、独創的シーズ展開事業 委託開発にて、平成17年に開発成功した「生体活性傾斜機能を有する人工股関節」の成果が、第35回井上春成(はるしげ)賞を受賞しました。
平成22年7月21日に経団連会館にて贈呈式が行われ、小久保 正教授、興松 英昭氏(JMM代表取締役社長)に、賞が贈呈されました。
本技術は、母材であるチタン金属の表面に、アルカリ処理により高い生体活性層を形成し、加熱処理により剥離しにくく安定した生体活性処理層を形成させるものです。京都大学医学部 中村 孝志 教授を中心に行われた、前臨床試験、臨床治験で有用性が確認され、平成19年に厚生労働省の薬事承認を 取得し、実際の治療に適用されています。
世界で初めて骨と直接結合する金属が実現し、経時劣化が少なく、患者の生活の質の向上への貢献が期待されます。
- 井上春成賞について
- http://inouesho.jp/
- 委託開発成功時のプレスリリース
- https://www.jst.go.jp/pr/info/info201/