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第5回 大環状および超分子化学国際会議(含CREST「ナノ界面技術の基盤構築」研究領域合同シンポジウム)
5th International Symposium on Macrocyclic & Supramolecular Chemistry (V ISMSC 2010) & JST-CREST Symposium on Nano-interface Technology 開催報告
−2010年06月06日(日)〜10日(木) 奈良県新公会堂、合同シンポジウム開催期間:同年06月07日(月)〜 08日(火)−

第5回 大環状および超分子化学国際会議(含CREST「ナノ界面技術の基盤構築」研究領域合同シンポジウム) 開催報告 

CREST「ナノ界面技術の基盤構築」研究領域では、本事業でのナノ界面化学の研究成果の合同シンポジウムを、V ISMSC 2010の開催中の2日を利用して開催しました。V ISMSCでは、参加者総数が400人を超え、特に国外からの参加者が約4割と非常に多く、関連分野のアクティビティと関心の高さが人数からも窺えました。このような、熱気に包まれた会議を日本で開催し、CREST事業をはじめ日本の化学の存在を世界的に示すことは、トップレベルの研究者に改めて日本の化学レベルを認識してもらい、さらに議論のフィードバックによる国内研究の推進、将来的には若い研究者の活性化へとつながったと考えています。

合同シンポジウムでは、CRESTナノ界面領域の研究成果を、国内外の関連分野の最先端の研究を行っている研究者が一堂に会する国際会議の場で発表し世に問うと共に、講演に続く質疑応答や交流の場で実験結果が熱く議論され、本事業の成果が高く評価されました。また、深く関連する研究分野の成果を同じセッションで講演いただき議論することを通じて、本事業の高い位置づけが国際水準に照らして明確になり、さらには今後の展開に多くの期待が寄せられました。

本セッションの講演は、大環状分子と超分子に関連する分野の中から、特にナノ界面技術の礎として重要な研究が、参加者全員が会する一会場で行われました。例えば、海外からはスイスのジュネーブ大学からStefan Matile教授を招待し基調講演を行っていただきました。脂質二重膜で形成される界面にイオンチャンネルを構築し、さらに光刺激でその応答を制御する極めて質の高い研究を紹介いただきました。ナノ界面領域からは君塚信夫教授(九大)、北川宏教授(京大)、由井伸彦教授(北陸先端大)、稲垣伸二博士(豊田中研)に招待講演をしていただき、ナノ界面領域の最新の成果を披露していただきました。

なお、合同シンポジウム開催初日に、JSTイノベーション推進本部・市丸総括参事がJST事業紹介を発表し、JST事業の海外への宣伝の一助として、本国際会議が役割を担うことができました。