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日本発のコリニアホログラフィが次世代記録媒体の国際標準に採択

井上光輝教授(豊橋技術科学大学)のCREST研究での成果であるコリニアホログラフィを用いたHVD(Holographic Versatile Disc)が、このたびヨーロッパを本拠地とする標準化推進機関であるEcma Internationalにて、次世代記録媒体の国際標準規格として採択されました。国際規格になることにより、本技術が世界中で使われる期待が高まりました。

ホログラフィを用いた情報メモリは、過去何度もチャレンジされてきた夢のメモリ技術です。井上光輝教授(豊橋技術科学大学)のグループでは、1本の光ビームで2次元ページデータを体積的な干渉縞として記録再生できるコリニアホログラフィを中核とした超高速ペタバイト情報ストレージの研究を進めてきました。国際標準規格に採択されたHVD(Holographic Versatile Disc)にはこのCREST研究成果が盛り込まれており、Blu-rayやHD DVDの更に次の世代の超高速大容量情報ストレージとして世界中から大きな期待が寄せられています。Ecmaからの正式プレスリリースによれば、記憶容量は将来的には1.3テラバイト以上に高められると謳われています。そのため、テラバイト級のホログラフィ光記録装置をジューク型の構成として超高速ペタバイト情報サーバを実現することが、近い将来、現実のものとなります。光ディスクメモリは我国のお家芸でもあり、国力強化のためにもその実用化に向けた研究開発が更に加速されることが期待されています。