酸化チタンとジシアノメチレン化合物の界面錯体を用いた新型有機系太陽電池の開発
藤沢 潤一
科学技術振興機構 さきがけ専任研究者
(東京大学 先端科学技術研究センター)
通常型 3年
研究課題概要
酸化チタン(TiO2)とジシアノメチレン化合物(TCNX)からなる界面錯体を用いた新原理に基づく有機系太陽電池の研究開発を行います。本有機系太陽電池は、表面に化学結合したTCNX分子からTiO2伝導帯への電荷遷移によりTiO2に直接電子注入ができる新型太陽電池です。本研究では、高効率光電変換の実現を目指して、太陽電池の物性制御とそれを基盤とした高効率化に取組みます。