新規酸窒化物を用いたピエゾ電界誘起量子井戸型太陽電池の創製
板垣 奈穂
九州大学 大学院システム情報科学研究院 准教授
通常型 3年
研究課題概要
多重量子井戸を用いた太陽電池は、理論効率が60%を超える第3世代太陽電池として期待されていますが、その井戸型ポテンシャルのために光生成キャリアの多くが井戸内で再結合するという本質的な課題を抱えています。本研究では“酸窒化物半導体”という新しい材料と“ピエゾ誘起バンドエンジニアリング”を用いた新しいアプローチにより、量子井戸型太陽電池の飛躍的な光電変換効率の向上と低コスト化を目指します。