► シンポジウム「新時代の科学技術外交」

科学技術振興機構(JST)では、シンポジウム「新時代の科学技術外交」を開催いたしました。

► シンポジウムのねらい

2008年5月に総合科学技術会議が、「科学技術外交」という表現を報告書の中で公式に使い始めました。これを受けて独立行政法人科学技術振興機構(JST)は独立行政法人国際協力機構(JICA)と共に科学技術ODAという概念の下、途上国との共同研究に対しJSTが日本側の研究者を支援し、JICAが途上国側の研究者を支援するというプログラムを開始しました。

考えてみますと、古くから2国間の科学技術協定が結ばれたり、国際的なプロジェクト研究に日本は参加してきました。しかし、政策として科学技術外交という表現が使われ始めてみると、それが何を意味するのか、人によって解釈が大きく違っているのが現状です。これから科学技術外交を展開していく上で、この時点で科学技術外交とは何かという全体像について共通認識を確立することが極めて重要だと考えております。JSTとしても全体像を見据えて、JSTが担うべき科学技術外交を見極める必要があると考えています。

このような視点から、科学技術外交の全体像を考えるスターティングポイントとなるシンポジウムを開催いたしました。

space

► 開催日時

space

► プログラム

時間 プログラム
12:30 開場
13:00~13:15 開会挨拶

坂田 東一文部科学省 文部科学審議官

13:15~13:30 来賓挨拶

尾身 幸次元財務大臣、元科学技術政策担当大臣、STSフォーラム会長

13:30~13:50 前総合科学技術会議議員挨拶

薬師寺 泰蔵慶応義塾大学 教授、独立行政法人科学技術振興機構 運営統括

13:50~14:50 基調講演 「世界潮流と日本の進路 -21世紀に期待される科学技術外交-」

寺島 実郎財団法人日本総合研究所 会長、株式会社三井物産戦略研究所 所長

  ~休憩~
15:00~16:55 パネルディスカッション 「今なぜ科学技術外交か?」

<パネリスト>

小島 誠二外務省 科学技術協力担当大使

國井 秀子リコーソフトウエア株式会社 取締役会長、株式会社リコー グループ執行役員

小島 明日本経済研究センター 特別顧問

安井 至元国際連合大学 副学長、東京大学 名誉教授、独立行政法人科学技術振興機構 研究開発戦略センター 上席フェロー

恒川 惠市独立行政法人国際協力機構 理事 JICA研究所 所長、政策研究大学院大学 教授、東京大学 名誉教授

高橋 文明元カンボジア国駐箚特命全権大使、独立行政法人科学技術振興機構 審議役


<司会(モデレーター)>

鳥井 弘之元日本経済新聞社 論説委員、元東京工業大学原子炉工学研究所 教授、独立行政法人科学技術振興機構 JST事業主幹

16:55~17:00 閉会挨拶

北澤 宏一独立行政法人科学技術振興機構 理事長

※当日の模様はJST news 特別号からご覧いただけます。
http://www.jst.go.jp/pr/jst-news/2009/2009-05/special_issue.pdf [PDF:3.0MB]
また、JSTホームページ「最新活動の報告」からも事後報告の速報版をご覧いただけます。
http://www.jst.go.jp/report/2008/090325.html

space

► お問い合わせ

独立行政法人科学技術振興機構 広報ポータル部

▲ このページのトップへ