課題名 | 「金属超微粒子担持光触媒の製造技術」 |
研究者 | 大阪市立大学 理学部 教授 小松晃雄 |
評価 | 本技術は、白金等の有機金属錯体コロイド溶液を熱的に安定なルチル型酸化チタン微粒子に噴霧した後に焼成することにより、酸化チタン微粒子表面上にナノスケールの金属超微粒子を高密度で担持させ、触媒効率を向上させた光触媒を製造する技術である。 本技術による光触媒は、従来のアナターゼ型酸化チタン単体と比して高い触媒能を有するとともに、ルチル型酸化チタンを使用することにより、光触媒の安定性が高まり、かつ可視光域でも励起光源とすることが可能となる。また、担持金属の種類の選択や、粒径や担持密度の制御も可能である。そのため、室内空気の清浄や抗菌・防汚、大気汚染防止、水の浄化等、屋内外にわたり幅広い用途での利用が期待される。 |
評価者 | 新技術審議会会長 末松安晴 新技術審議会新技術開発部会長 笛木和雄 新技術審議会委員 高橋清、舘野之男、徳久芳郎、富山朔太郎、廣部雅昭、 増本健、小粥正巳 |
評価日 | 平成11年1月26日 |
本件に関する問い合わせ先 | 東京都千代田区四番町5-3 科学技術振興事業団 プロジェクト部第二課 佐藤、小泉 Tel 03-5214-8995 Fax 03-5214-8999 |
This page updated on March 4, 1999
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