開発を実施すべき新技術の評価


課題名 「車載用磁気インピーダンスセンサ」
研究者 名古屋大学 大学院工学研究科 電気工学専攻 教授 毛利佳年雄
評価  本技術は、FeCoSiB系負磁歪アモルファスワイヤ細線を検出部のヘッドに適用し、これと高周波パルス電流通電などを行うセンサ回路とで構成される車載用磁気インピーダンスセンサに関するものである。このセンサは、ワイヤヘッドの接合部を堅牢に固定化することにより、熱衝撃で生じる伸縮や機械振動などに起因するヘッドへの応力負荷を軽減させるとともに、パルス発振による励磁と信号処理を行うセンサ回路に温度補償回路を付加することにより、温度変化のある環境でも計測精度を保持することが可能となる。
 本センサは高感度、コンパクトなうえ、優れた耐振動性や温度安定性を付与できるため過酷な環境での使用が求められる車載用の磁気センサなどへの利用が期待される。
評価者 新技術審議会会長 末松安晴
新技術審議会新技術開発部会長 笛木和雄
新技術審議会委員 舘野之男、徳久芳郎、富山朔太郎、中島泰夫、廣部雅昭、
         生駒俊明、高橋清、増本健
評価日 平成10年12月4日
本件に関する問い合わせ先 東京都千代田区四番町5-3
科学技術振興事業団 プロジェクト部第一課 蔵並、山岸
Tel 03-5214-8994 Fax 03-5214-8999

This page updated on March 4, 1999

Copyright© 1999 JapanScienceandTechnology Corporation.

www-pr@jst.go.jp