課題名 | 微細薄片状酸化チタンの製造技術 |
研究者名 | 科学技術庁無機材質研究所 主任研究官 佐々木高義 同 総合研究官 渡辺 遵 |
評価 | 本技術は、酸化チタンとアルカリ金属塩を混合して焼成、酸処理することにより層状のチタン酸結晶を合成し、この結晶をアミン系化合物水溶液中で撹拌して層状結晶の各層を剥離・分散させて噴霧乾燥・焼成することにより中空状の酸化チタンとして、これを粉砕することにより微細な薄片状酸化チタンを製造するものである。 本技術による薄片状酸化チタンは、紫外線吸収特性、展延性、密着性に優れるなどの特徴を持つため、紫外線遮蔽材への応用や、塗膜強度や密着性向上などを目的とした塗料分野での利用などが期待される。また、製造工程の途中で得られる中空状酸化チタン微粒子は、嵩比重が低く、流体追随性、視認性に優れるなどの特徴を持つため、流体計測システム用のトレーサーなどへの利用が期待される。 |
評価者 | 新技術審議会会長 田中郁三 新技術審議会新技術開発部会長 笛木和雄 新技術審議会委員 舘野之男、徳久芳郎、富山朔太郎、永田 穣、廣部雅昭、小粥正巳 |
評価日 | 平成10年9月25日 |
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This page updated on February 15, 1999
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