開発を終了した課題の評価


課 題 名 「大視野3次元X線CT装置」
研 究 者 科学技術庁放射線医学総合研究所
          重粒子治療センター   室長   遠藤真広
東京慈恵会医科大学 総合医科学研究センター 助教授 鈴木直樹
所 有 者 科学技術庁放射線医学総合研究所、ソニー株式会社、
科学技術振興事業団
委託企業 ソニー株式会社
開 発 費 820,000千円
開発期間 平成6年3月〜平成10年3月
評  価  円錐状の広がりを持つX線をパルス照射し、蛍光板及びCCDカメラで構成される2次元検出器により透過X線像を得、これをもとに3次元画像を構成するX線CT装置を開発した。
 本装置は、X線源と検出器が一体となって被検部の周囲を12秒で一回転する間に撮影ができるので、息止め1回でよく拘束時間が短いうえ、また、得られる画像は不連続部を含まず、高い空間分解能を有する特徴がある。このため、肺、骨、循環器等の広い範囲の診断、治療計画の支援等への利用が期待される。
評 価 者 新技術審議会会長  末松安晴
新技術審議会新技術開発部会長 笛木和雄
新技術審議会委員
        舘野之男、徳久芳郎、富山朔太郎、中島泰夫、
        廣部雅昭、増本健
評 価 日 平成10年11月24日
本件に関する問い合わせ先 東京都千代田区四番町5-3
              科学技術振興事業団    Fax 03-5214-8399
              開発業務部 管理課 木曽原直之 Tel 03-5214-8996


This page updated on December 16, 1998

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