科学技術振興事業団報 第78号

平成10年9月17日
埼玉県川口市本町4-1-8
科学技術振興事業団
電話(048)226-5606(総務部広報担当)

「戦略的基礎研究推進事業」平成10年度
研究代表者および研究課題の決定について

  科学技術振興事業団(理事長 中村守孝)では、この度、「戦略的基礎研究推進事業」における平成10年度採択研究代表者および研究課題を決定した。
 この事業は「科学技術創造立国」を目指し、明日の科学技術につながる知的資産の形成や新産業の創出を図るため、科学技術振興事業団と国立試験研究機関や大学などが共同研究契約または委託研究契約を締結し、基礎研究を推進するものである。
 科学技術振興事業団では、国(科学技術庁)が科学技術政策に基づいて決定した戦略目標「分子レベルの新機能発現を通じた技術革新」、「脳機能の解明」、「環境にやさしい社会の実現」、「資源循環・エネルギーミニマム型社会システムの構築」のもとに、「電子・光子等の機能制御」(新規)、「分子複合系の構築と機能」(新規)、「ゲノムの構造と機能」(新規)、「脳を知る」、「脳を守る」、「脳を創る」、「地球変動のメカニズム」、「資源循環・エネルギーミニマム型システム技術」(新規)の8つの研究領域を設定し、平成10年4月28日から平成10年6月22日の間、国立試験研究機関や大学などに所属する研究者から、この研究領域ごとに研究提案を募集した。その結果、最終的に全体で687件の応募があった。
 募集締切後、研究統括および領域アドバイザー(別紙1)が主体となって、別紙2の選考基準により書類審査および面接審査(事前評価)を実施し、最終的に36件の研究代表者および研究課題を採択した。本年度は国内の企業に所属する研究者からも57件の応募を受け、うち5件を採択した。今回採択した36件の研究チームは主に国立試験研究機関や大学、民間企業など、複数の異なるセクターの研究者から構成されている。なお、今年度は採択研究代表者および研究課題と併せ、選考に対する研究統括の総評を示す。
 採択された研究代表者の平均年齢は48才(応募時点)であり、所属機関ごとの件数は(別紙3)のとおりである。また研究課題の概要は(別紙4)のとおりである。
 今後、所定の事務手続きを行った後、研究を開始する予定である。


「戦略的基礎研究推進事業」平成10年度採択研究代表者および研究課題一覧

研究領域「電子・光子等の機能制御」

研究領域「分子複合系の構築と機能」

研究領域「ゲノムの構造と機能」

研究領域「脳を知る」

研究領域「脳を守る」

研究領域「脳を創る」

研究領域「地球変動のメカニズム」

研究領域「資源循環・エネルギーミニマム型システム技術」

・(参考1)戦略的基礎研究推進事業の概要

・(参考2)戦略的基礎研究推進制度における戦略目標について

・(参考3)戦略目標および研究領域の概要

※詳細情報についてご希望の方は、当事業団総務部広報担当までお申し込みください。
 TEL:048-226-5606 FAX:048-226-5646


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