(資料4)

新規採択研究代表者・個人研究者および研究課題概要


○個人型研究(さきがけタイプ)
研究領域 「情報基盤と利用環境」

氏名 所属機関 所属学部・
学科など
役職 研究課題名 研究課題概要
稲見 昌彦 電気通信大学 電気通信学部  講師 再帰性光通信技術を用いたユビキタスな情報空間の創生 時空間変調光、高速カメラ、再帰性反射素子により構成された新規光LAN技術「再帰性光通信技術」を用いることで、映像を提示・取得するとともに生活空間に分散された膨大な素子と同時に空間分割多重通信可能なシステムを構築します。多数のデバイスが遍在するユビキタス社会における情報通信のためのキーテクノロジーの一つとなることを目指しています。
井上 弘士 福岡大学 工学部 助手 安全で低消費エネルギーなプロセッサに関する研究 安全で安定した情報化社会システムを実現するためには、コンピュータ・システムの安全性向上と更なる低消費エネルギー化が極めて重要となります。そこで本研究では、特にコンピュータ・ウィルス問題に着目し、その解決策として「プログラム実行の振舞いを鍵情報とする動的プログラム認証技術」を提案します。また、そのようなプロセッサ・システムを構築し、安全性と消費エネルギーの間に存在するトレード・オフ関係を解析します。
加賀美 聡 (独)産業技術総合研究所 デジタルヒューマン研究センター ヒューマノイドインタラクションチーム長 超分散マイク・スピーカーによる複数の音焦点形成 本研究は、環境中に千個程度配置した音素子の位相を制御し、環境中の複数の場所に焦点を合わせて音を取得したり、複数の焦点に音を発生させたりする多焦点形成の手法について研究します。百個単位の音素子を制御するノードをネットワーク上に複数個接続して千個単位の実時間システムを構成し、複数の音焦点を実現します。本システムにより、特定の人にだけ音情報を提供する、また特定の話者の音声のみを記録する、などが可能になります。
宮崎 純 奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科 助教授 主記憶上のデータの高速かつ高信頼な処理の実現 プロセッサの急激な高速化に伴い、主記憶上のデータへのアクセスが高コストな操作となっています。本研究では、主記憶上に格納された大容量データのアクセス時間を短縮するメモリアクセス方式を利用し、その機能を最大限に活かすためのソフトウェアを開発することにより、現在よりも数十倍高速なデータ処理を目指します。また、この技術を応用して、高信頼なデータ処理を高速化する研究も行います。

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This page updated on September 18, 2003

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