(補足説明資料)

図1.ショウジョウバエとマウスの生殖細胞形成過程の比較


ショウジョウバエの生殖細胞は胚の後部に極細胞(極顆粒と呼ばれる母性因子を取り込んだ細胞)として最初に現れる。その後移動して、生殖巣に取り込まれていく。Nanos蛋白質を欠いた胚では生殖細胞の維持及び移動に異常が生じ、正常な生殖細胞が形成されない。

一方、マウスの始原生殖細胞(PGC)も胚の後部に出現するが、この形成には胚胎外からの誘導因子が関与すると考えられている。ここで形成されたPGCはその後移動して、生殖巣に取り込まれていく。この形成過程はハエと非常に似ている。

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