科学技術振興事業団報 第345号
平成15年8月7日
埼玉県川口市本町4−1−8
科学技術振興事業団
電話048(226)5606(総務部広報室)
URL http://www.jst.go.jp

光触媒担持セラミック多孔体空気浄化装置の開発に成功

(科学技術振興事業団 委託開発事業)

 科学技術振興事業団(理事長 沖村憲樹)は、東京大学橋本和仁教授らの研究成果である「光触媒担持セラミック多孔体フィルター内蔵型空気浄化装置」を当事業団の委託開発事業の課題として、平成13年3月から平成15年3月にかけて盛和工業株式会社(代表取締役社長 栗屋野香 本社 横浜市都筑区川向町957−7、資本金 3,000万円、電話:045-471-4700)に委託して開発を進めていた(開発費73百万円)が、このほど本開発を成功と認定した。

(開発の背景)
 空気浄化装置用として各社から光触媒フィルターが開発されているが、現在市場にある代表的なものとして紙の繊維に酸化チタンを漉き込んだ簡易な構造のものがある。しかし触媒効果が小さいため、活性炭など吸着剤を併用した構造となっている。また使用後も触媒被毒した場合、再生処理が出来ず廃棄処分するしかないなどの問題があった。このため、洗浄による再生を可能としたフィルターを搭載した空気清浄化装置が期待されている。

(開発の内容)
 本新技術は、三次元セラミック多孔体の表面にゾルーゲル法で酸化チタン触媒を成膜後焼成した高活性の光触媒担持フィルターを製造するもので、光触媒を薄く担持させることにより触媒の表面積を増大させ、有害、悪臭ガス除去効率の向上、使用後の洗浄による再生を可能としたフィルターを搭載した空気清浄化装置を実現した。

(開発の効果)
 本新技術により、各種工場、下水処理場、生ごみ処理場、病院等の悪臭ガスの除去に広く導入されることが期待される。

・本新技術の背景、内容、効果の詳細
・開発を終了した課題の評価

なお、この発表についての問い合わせは以下の通りです。
科学技術振興事業団 開発部 開発推進課 菊地博道、永田健一[電話(03)5214-8995]
盛和工業株式会社 代表取締役社長 栗屋野香 [電話(045)471-4700]


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