図3



図3: 細胞遊走は血管形成を始めとする形態形成に必須である。

 化学遊走因子の刺激を受けると細胞先端部でRacが活性化され、WAVE2の活性化が起こる。その結果WAVE2のC?末のVCA領域が露出するとアクチン重合のマシーナリーであるArp2/3複合体を活性化して網目状のアクチン線維(葉状仮足)を編み上げる。細胞に駆動力が与えられで細胞遊走を引き起こす。WAVE2は血管内皮細胞に非常に高く発現し、内皮細胞の遊走をコントロールして3次元空間内でのキャピラリー形成や個体発生期の血管新生にかかわる。

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