開発課題 | 「杉間伐材を原料とする家畜粗飼料の製造技術」 | ||||||
研 究 者 | 寺田文典(農業技術研究機構 総合企画調整部)他 | ||||||
新技術の所有者 | 農業技術研究機構、日立造船 | ||||||
委託企業 | 九州産業株式会社 | ||||||
開 発 費 | 179,503,000円 | ||||||
開発期間 | 平成12年3月~平成15年3月 | ||||||
評 価 | 本新技術は杉間伐材を木片に破砕した後、蒸気缶の中で蒸し、さらに摺りつぶしを行うことにより家畜用粗飼料を製造する技術に関するものである。 本新技術により得られた粗飼料は牛などが食べやすい柔らかさの繊維状となり、また家畜に有害な物質の副生がほとんどなかった。粗飼料を牛に与え評価を行った結果、飼料摂取が良好で通常飼料を与えたものとの間で成長状態に差はなく、動態が穏やかで反芻が促され、下痢が減り、また毛艶がよくなる等の共通性に加えて、次の個別項目が確認された。 1.乳牛試験 : 牛乳の生産性がよい 2.肥育牛試験: 牛の胃液、胃粘膜、肝臓が健全。肉質も良好 3.繁殖牛試験: 母牛の受精・妊娠・分娩に異常がない。子牛の発育も良好。 本新技術により、稲藁あるいは輸入牧草の使用量を減らすことが可能となり、また杉間伐材の有効利用を図ることが可能となった。本新技術は牛の粗飼料の製造技術として広く用いられることが期待される。 | ||||||
評 価 者 |
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評 価 日 | 平成15年6月4日 |
本件に関する問い合わせ先 | 東京都千代田区四番町5-3 科学技術振興事業団 開発部 菊地、高野 Tel: 03-5214-8995,Fax: 03-5214-8999 |
This page updated on July 16, 2003
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