開発を終了した課題の評価


団報第321号


課 題 名 「センサー集積型携帯用血糖測定器」
研 究 者 東京工科大学 教授 軽部征夫
所 有 者 東京工科大学 教授 軽部征夫 外
委託企業 グンゼ株式会社および株式会社ホーメット
開 発 費 105,089千円
開発期間 平成10年3月~平成14年3月
評 価  本新技術は、糖尿病患者等が使用する携帯用血糖測定器において、センサーの電極電位を走査するサイクリックボルタンメトリー法を用い、短時間で測定することを可能にするものである。センサー電極の酵素層の微粒子化や白金電極の量産化技術の確立などを実現したことにより、20~1000mg/dlという広範囲にわたり、正確かつ短時間の測定が可能となる血糖測定器を開発した。
 本新技術による装置は、医療機関で使用されている分析装置に近い測定範囲を有する小型装置であり、携帯用だけでなく、病院での患者のベッドサイドモニターとしても利用が期待されるとともに、固定化酵素の種類を替えることにより痛風の原因となる血中尿酸測定等への応用も期待される。
評 価 者
新技術審議会 会長
  末松安晴
新技術審議会 新技術開発部会長
  廣部雅昭
新技術審議会 新技術開発部会 委員
  石谷 炯、小村 武、高橋 清、富山朔太郎、中川威雄、増田善昭、増本 健、御園生誠、吉村 進
評 価 日 平成14年9月25日

 
本件に関する問い合わせ先 東京都千代田区四番町5-3
科学技術振興事業団 開発部 開発推進課 日江井 純一郎、佐藤 千早
 Tel: 03-5214-8995,Fax: 03-5214-8999


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