科学技術振興事業団報 第315号
平成15年5月8日
埼玉県川口市本町4−1−8
科学技術振興事業団
電話(048)226-5606(総務部広報室)
URL http://www.jst.go.jp/

鍛造によるスパイラルベベルギアの製造技術の開発に成功

(科学技術振興事業団 委託開発事業)

 科学技術振興事業団(理事長 沖村憲樹)は、岡山大学 教授 吉田 彰氏らの研究成果である「鍛造によるスパイラルベベルギアの製造技術」を当事業団の委託開発事業の課題として、平成13年3月から平成14年12月にかけてゼノー・テック株式会社(代表取締役社長 岸本泰博 本社 岡山県岡山市豊浜町12−8、資本金 66,550千円、電話:086-262-0294)に委託して開発を進めていた(開発費120百万円)が、このほど本開発を成功と認定した。

(開発の背景)

 スパイラルベベルギアは、動力の伝達効率が高く、直角ないし60度の方向に滑らかに動力を伝えることができることから、工業機械等の部品に広く使用されている。これまでは専用歯切り盤による切削で製作されていたが、切削法は歩留まりが悪く、また切削に時間を要し、高精度化にも限界があることから、歯面精度に優れたスパイラルベベルギアを生産性良く低コストで製造する技術が望まれていた。

(開発の内容)

 本新技術は、スパイラルベベルギアの歯面加工用として、NCデータによる精度の高い放電加工用電極の作製、靱性に優れた粉末ハイス鋼による金型製作およびスパイラルベベルギアに適した閉塞鍛造の採用と連続鍛造時の金型位置の微調整により、金型寿命10,000ショット以上、歯車精度JIS4級以上、寸法精度±0.025mm以内を実現した。

(開発の効果)

 本新技術により、刈り払い機等の農業機械および電動工具等の部品として広く使用されることが期待できる。

なお、本件についての問い合わせは以下の通りです。

科学技術振興事業団 開発部 開発推進課 日江井純一郎、井口 穣(電話:03-5214-8995)
ゼノー・テック株式会社 代表取締役社長 岸本泰博(電話:086-262-0294)

・本新技術の背景、内容、効果の詳細
・図−1 スパイラルベベルギア
・図−2 放電電極
・図−3 上金型
・開発を終了した課題の評価


This page updated on May 8, 2003

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