課 題 名	「プロテオーム解析法による疾病検査システム」
研 究 者	吉里勝利（広島大学理学部　教授）、船橋　亮（吉里再生機構プロジェクト研究員）、 ダン　バック　クリステンセン（広島大学理学部助手）、佐藤　玄（吉里再生機構プロジェクト研究員）
所 有 者	財団法人広島県産業技術振興機構 科学技術振興事業団
委託企業	株式会社福山臨床検査センター
開 発 費	80,257,687円
開発期間	平成12年3月31日～平成14年9月30日（2年6ヶ月）
評 価	本新技術は、ヒトが持つ蛋白質のセットであるプロテオームの情報を二次元電気泳動の展開パターンとして表し、それを解析することにより疾病を検査するシステムに関するものである。 　本技術では、膀胱癌の指標となる蛋白質をヒト尿中からゼラチンビーズにより回収し、回収尿検体の二次元展開パターンにおける各診断スポット有無から膀胱癌の有無の診断を、各診断スポット強度の合計値を診断スコアとしスコアの数値から膀胱癌の進行度の診断を可能とするシステムを実現した。 本診断システムは、膀胱癌再発のモニタリング検査や、膀胱癌患者を対象とした進行度判定への利用が期待される。
評 価 者	新技術審議会　会長 　　阿部　博之 新技術審議会　新技術開発部会長 　　増本　健 新技術審議会　新技術開発部会　委員 　　石谷 炯、木村　茂行、桐野　豊、小村　武、中川　威雄、西川　壽子、増田　善昭、八嶋　建明、吉村 進
評 価 日	平成１４年１０月３０日