開発を終了した課題の評価


団報第313号


課 題 名 「医療用挿管イメージガイド」
研 究 者 慶應義塾大学 教授 小池 康博
所 有 者 慶應義塾大学 教授 小池 康博
委託企業 スカラ株式会社
開 発 費 118,573千円
開発期間 平成11年3月~平成14年9月
評 価  本新技術は、屈折率分布型プラスチック光ファイバーで、生体画像を固体撮像素子を介してモニタに映し出し、吸引管や気管内チューブ等の挿管を的確に行うための医療用具に関するものである。
 この画像伝送の光ファイバーは、ポリマー重合時に屈折率分布形成材の濃度分布を精密な温度制御により行い、屈折率を周辺から光軸の中心に向けて高めたグレーデッドインデックス(Graded Index)型光ファイバーで、解像度が高く透過性に優れ、かつ、安価な製造ができることからディスポーザブル化を可能にしたイメージガイドである。
 本技術によるイメージガイドは、現在手探りで行われている吸引管や気管内チューブ等の体内への挿管を、映像で確認しながら操作できるため、生命の安全確保と患者の肉体的負担軽減等に寄与することが期待される。
評 価 者
新技術審議会会長
  阿部 博之
新技術審議会新技術開発部会長
  増本 健
新技術審議会委員
  高橋 清、石谷 炯、木村 茂行、桐野 豊、小村 武、中川 威雄、西川 寿子、増田 善昭、八嶋 建明、吉村 進
評 価 日 平成14年11月29日

 
本件に関する問い合わせ先 東京都千代田区四番町5-3
科学技術振興事業団 開発部 開発推進課 日江井 純一郎、福富 博
 Tel: 03-5214-8995,Fax: 03-5214-8999


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