フィンランドアカデミーとの研究者交流に関する覚書の締結について

　科学技術振興事業団(理事長：中村　守孝)とフィンランドアカデミー(会長：レイホ・ビコ)とはフィンランド大統領の訪日を機に、日本・フィンランド間における研究者交流に関する覚書の締結を平成9年9月25日に帝国ホテルにおいて行った。
　平成2年よりフィンランドアカデミーは、科学技術振興事業団が運用する研究者招聘制度であるSTAフェローシップ制度に対してフィンランドの政府推薦機関としてフィンランド国内の大学・研究機関などの研究者の推薦を行ってきた。これに対して、この度フィンランドアカデミーにおいても同様の研究者招聘制度を設立することとなったため、科学技術振興事業団が日本での推薦機関となり、フィンランドでの研究を希望する我が国の国立試験研究機関等の研究者を推薦することとなった。このフィンランドアカデミーフェローシップ制度により、両国の研究者のより一層の交流促進が期待される。
　なお、フィンランドアカデミーフェローシップの授与者に対しては同アカデミーより往復航空賃、生活費、家族手当などが支給される。また、同フェローシップ制度は平成10年1月から運用開始する予定。

・科学技術振興事業団とフィンランドアカデミーとの研究者交流に関する覚書（概要）

・STAフェローシップ制度

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