新JOISサービス開始 | |
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科学技術振興事業団（JST；理事長 沖村憲樹）は、新JOISシステムの本サービスを2003年4月1日より開始する。 JOIS（JSTオンライン情報検索システム）は、現在累積2千万件を越える国内外の科学技術および医学文献を案内する二次情報オンラインサービスである。1976年のサービス開始以来、幾度かのバージョンアップを経て機能拡張を進めてきたが、新JOISにおいてはシステム構成を一新し、世界最大の科学技術情報オンラインサービスであるSTN International（STN）のシステム基盤を導入した。 STNのシステム基盤を採用したことにより、STNが持つ豊富なユーザインターフェィスを、STNとJOISの両方で利用でき、また2つのオンラインシステムを共通のパスワードで利用することができるようになる。 また、新JOISのもう一つの特徴として、全文提供機能がある。 JSTは、文献の検索から原文献の入手までをできるだけ速やかに行いたいという利用者のニーズに応えるため、文献リンクシステム「JOISLink」を開発した。JOISLinkは、検索で得た抄録文の参照から、マウスのクリックのみでの全文閲覧を実現する。 「JOISLink」で閲覧が可能となる文献として、JSTが運営する、J-STAGE（国内学会の電子ジャーナル作成支援システムである科学技術情報発信・流通総合システム）に登載の学会誌約70誌のほか、JST医学薬学予稿集全文データベース（医学薬学分野の学会発表要旨全文）160誌および（株）メテオインターゲートが提供する医学薬学関連雑誌180誌（配信準備中40誌含む）がある。 海外の電子ジャーナルは、相互リンクシステムであるCrossRefを通して、閲覧が可能である。JOISからCrossRef経由での閲覧が可能な論文数は、150万件を越えており、CrossRefの雑誌の増加あるいは遡及年度の拡大に応じてJOISLinkのリンク範囲も拡げていく。 「JOISLink」には、データベースで検索された文献が、利用者の自機関の図書館（OPAC）に存在するか否かを案内するＹour Library機能も新設される。自機関が持つ情報資源を有効に活用し、外部機関からの不要な文献取り寄せを回避することができる。 JSTは、2002年10月以降、段階的に新JOISを利用者に開放し、新システムへの習熟度を深めてもらう他、全国各地において約140回の研修会を行い利用者の現行システムからの円滑な移行への支援を行ってきた。この間にも新JOISには検索式の登録・呼び出しなど幾つかの新機能が追加されており、本サービス開始後もニーズに即した新機能を提供していく。 また、新JOISの普及のため、平成15年度の科学技術週間行事の一環として、普及説明会を2003年4月18日（金）にJST東京本部において開催する。 | |
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■ JOIS LINK フルテキストサービスの流れ ■
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