科学技術振興事業団報 第30号

平成9年9月11日
埼玉県川口市本町4-1-8
科学技術振興事業団
電話048-226-5606(総務部広報担当)

”さきがけ研究21”
平成9年度採用研究者の決定について

 科学技術振興事業団(理事長 中村守孝)は、平成9年度採用のさきがけ研究21の研究者募集を行い、過去最高の応募者数687名の中から、採用研究者35名を決定した。
 さきがけ研究21は、時代を先駆ける科学技術の芽を創出するため、初期的な段階の研究を重視し、個人の独創性を生かした基礎的研究を推進することを目的として平成3年度に発足し、過去6回の募集、選考を実施し、研究の推進を図ってきた。すでに、3研究領域72名の研究者が3年間にわたる研究を終了し、本年度は93名の研究者が研究を進めている。その研究成果は、ネイチャー7件、サイエンス5件をはじめとし、論文発表総数:582件(和文48件、英文534件)、特許出願:136件(国内105件、国外31件)と、積極的に情報の発信につとめ、関係研究者の受賞(学会賞など)19件にみられるように、高い評価を受けている。
 本年は、新たに設定した「形とはたらき」、「状態と変革」、「素過程と連携」の3研究領域と「情報と知」の準研究領域において募集を行い、参考1の選考アドバイザーの協力を得て各領域総括が選考した。参考2に募集および選考結果を、参考3に採用者の研究概要を示す。
 なお、本事業は本年で7年目を迎え、のべ応募者数 3,027名、参加研究者 200名を数え、事業の社会的認知度も高まりつつあるものと期待される。

平成9年度さきがけ研究21 採用研究者および研究課題一覧
さきがけ研究21
募集研究領域の概要

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 TEL:048-226-5606 FAX:048-226-5646


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