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孤発性アルツハイマー病の 早期診断法の開発 |
大阪大学大学院 医学系研究科 助手 片山泰一
奈良先端科学技術大学院大学 バイオサイエンス研究科 助教授 今泉和則 |
3年 |
孤発性アルツハイマー型痴呆(SAD)は完治させる特効薬がなく、現在は、症状の進行を遅らせる治療を行っており、早期に治療を開始するほど治療効果が大きいとされている。
SAD患者はタンパク質PS2V(プレセニン2スプライシングバリアント)が産出されることから、本技術は、血液中のPS2VをELISA法により検出することによりSADの早期診断法を確立することを目的としている。
現在行われている診断法は脳脊髄液での測定であることから、本技術により、簡便に行える血液での診断が可能になれば、SADのスクリーニング等SAD医療の中心的役割を果たすものとして期待される。 |