平成14年度 プラザ大阪 育成研究 採択課題一覧


番号 課 題 名 提案者(研究者/企業) 研究
期間
概    要
1 孤発性アルツハイマー病の
早期診断法の開発
大阪大学大学院 医学系研究科
  助手 片山泰一
奈良先端科学技術大学院大学
 バイオサイエンス研究科
  助教授 今泉和則
3年  孤発性アルツハイマー型痴呆(SAD)は完治させる特効薬がなく、現在は、症状の進行を遅らせる治療を行っており、早期に治療を開始するほど治療効果が大きいとされている。
 SAD患者はタンパク質PS2V(プレセニン2スプライシングバリアント)が産出されることから、本技術は、血液中のPS2VをELISA法により検出することによりSADの早期診断法を確立することを目的としている。
 現在行われている診断法は脳脊髄液での測定であることから、本技術により、簡便に行える血液での診断が可能になれば、SADのスクリーニング等SAD医療の中心的役割を果たすものとして期待される。
シスメックス(株)
2 高感度プロテオーム解析統合システムの開発 大阪府立母子保健総合医療センター研究所
  所長 和田芳直
大阪大学大学院 理学研究科
  助教授 石原盛男
関西大学 工学部
  教授 荒川隆一
3年  ポストゲノム分子生物学のブレークスルー技術である質量分析によるプロテオーム解析のための、パソコンサイズ高性能飛行時間型質量分析システムを製作する。ノートサイズ質量分析計をもとに、試料調整から質量較正に至る測定全工程を改良して組み込むことで、小型、高感度、高分解能を実現し、爆発的に増加しつつあるバイオ領域の質量分析を、非熟練者でもルーチンに使用できるパーソナルプロテオーム解析システムの開発を行う。
日本電子(株)

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