平成14年度 プラザ広島 育成研究 採択課題一覧


番号 課 題 名 提案者(研究者/企業) 研究
期間
概    要
1 次世代のスギ花粉症診断
および治療技術の開発
広島大学大学院 先端物質科学研究科
  教授 小埜和久
  助教授 重田征子
  助教授 秋 庸裕
3年  提案者が進めているスギ花粉プロテオーム解析と共同研究企業の培ってきたゲル化技術を融合させて、交差感作(スギ花粉で感作されたのちに、別の生物種に対してもアレルギー反応を惹起する)情報を伴ったスギ花粉診断キット、および免疫治療ワクチンを開発しようとするものである。本技術の優位性は、新規アレルゲンを同定しスギ花粉症診断の検査項目を加えることによって、アレルギー診断の精度を高めている点であり、臨床診断に利用されることが期待できる。
西川ゴム工業(株)
2 放射光を利用したガス吸着反応の計測・制御による自動車用排ガス浄化触媒の高性能化 広島大学 放射光科学研究センター
  センター長 教授 谷口雅樹
  教授 生天目博文
名古屋大学大学院 工学研究科
  助教授 八木 伸也
3年  世界各国で自動車の排ガスに対する規制は年々厳しくなっており触媒の浄化性能の向上は重要な課題となっている。
 本提案は、放射光により、触媒の固体表面の構造や、吸着された分子の固体表面での状態や吸着による相互作用などを分析し、また、放射光を照射して表面改質する等により、触媒のガス吸着反応を計測・制御する技術を構築し、新たな材料の設計により希少で高価な貴金属(Pt,Rh,Pd)の使用量を削減しても触媒能の低下が見られない、高効率で安価な触媒を開発するものである。
マツダ(株)

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