概念図



解説

ミトコンドリアの内膜と外膜の間には、チトクロムCという分子が通常存在しているが、アポトーシスが起こるときには、このチトクロムCがミトコンドリアから細胞質に放出される。
Bcl-2は細胞質で合成された後、ミトコンドリアへ運ばれ、チトクロムCの放出を妨げる作用がある。
Bcl-2をミトコンドリアへ引き付ける作用を果たしているのは、FKBP38である。
FKBP38が多ければ、ミトコンドリアに集まってくるBcl-2が増え、アポトーシスが抑えられる。
逆にFKBP38が少なくなると、ミトコンドリア上のBcl-2が減り、アポトーシスを起こしやすくなる。


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