 図１ IP3およびCa2+をメッセンジャーとする細胞内情報伝達系 |
| ホルモン、成長因子、神経伝達物質といった細胞外からの刺激（Stimuli）は、細胞膜上の受容体（Receptor）と結合し、ホスホリパーゼC（PLC）を活性化することで細胞膜の構成成分の一つであるホスファチジルイノシトール二リン酸（PIP2）から細胞内セカンドメッセンジャーであるイノシトール三リン酸（IP3）を産生する。IP3は細胞内小器官上に存在するIP3レセプターに結合し、チャネル開口を誘導することで、細胞内のCa2+濃度を上昇させる。Ca2+は細胞内セカンドメッセンジャーとして、さまざまな細胞応答を引き起こす。この細胞内情報伝達系において、IP3レセプターはIP3シグナルからCa22+シグナルへと情報の変換（signal conversion）を行っている。 |
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