科学技術振興事業団報 第275号
平成14年11月12日
埼玉県川口市本町4-1-8
科学技術振興事業団
電話(048)226-5606(総務部広報室)
URL http://www.jst.go.jp

次世代の情報通信の基盤技術を産学官が結集して開発

〜大阪府地域結集型共同研究事業の最終研究成果がまとまりました〜

 次世代の超高速・大容量の情報通信・情報処理を担う先端的光技術の開発に、産学官のポテンシャルを結集してチャレンジした5年間の共同研究事業『テラ光情報基盤技術開発』プロジェクトの成果がまとまりました。
 このプロジェクトは、文部科学省及び科学技術振興事業団が平成9年度にスタートさせた地域結集型共同研究事業の第一期目(全国4地域の一つ)であり、光を基本とした次世代の新しい情報通信システム開発に関わる先進的研究を、大阪・関西を中心とする産学官が結集して進めてきたものです。

 同プロジェクトは、大阪府が地域指定を受け、(財)大阪科学技術センターが中核機関として実施し、大阪大学はじめ10大学、3国公立研究機関および13企業が結集し、共同研究を行いました。プロジェクトでは、次世代の超高速大容量の光情報システムの開発研究にチャレンジし、光関連・情報通信分野をはじめ、超精密微細加工・計測等の分野で新技術・新産業を創生し、大阪・関西の産業活性化を目指しております。

 5年間の研究の中で以下のような成果を上げることができ、国際的にも注目されております。
(1) 全く新しい発想に基づく超高速時空間フォトニック情報変換・伝送システムの考案と実証システムによる実証実験
(2) 光・電子融合技術によるカード型画像情報入力システムの開発
(3) これらのシステム開発に必要な新しい光学素子やそれを作製する超精密微細加工技術などの情報基盤技術の開発。

 プロジェクト終了後の今後の展開として、これらの研究成果をもとに、事業化を目指した産学官共同研究や国レベルの調査研究がスタートしております。また、大阪府及び(財)大阪科学技術センターでは、この事業で集積された研究者ネットワークや研究設備を利用した地域企業への技術移転活動を開始します。

今後これらの活動がさらに新しい成果を創出し、低迷が続く大阪・関西経済の再生に寄与することが期待されます。


[補足説明] テラ光情報基盤技術開発の主な研究成果



本件に関する問い合わせ先
山下篤也(やました あつや)
科学技術振興事業団 地域事業推進室 副調査役
電話 048−226−5634(直通)

江戸一夫(えど かずお)
大阪府 商工労働部 商工振興室 新産業課
科学技術振興グループ 総括主査
電話 06−6941−0351 内線2603
   06−6944−6728(直通)

北村佐津木(きたむら さつき)
財団法人大阪科学技術センター
技術・情報振興部 地域COE推進室 副室長
電話 06−6443−5322(直通)


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