新規採択研究代表者・個人研究者および研究課題概要 さきがけプログラム |
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研究領域「協調と制御」 |
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総評 : 研究総括 沢田 康次 ( 東北工業大学通信工学科 教授 ) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
本領域では、人間・社会・環境のそれぞれで生成されその間で伝達される情報の抽出・モデル化、「協調」的情報処理(コミュニケーション)する様式とその「制御」、さらにそれを実現するための手法などを研究対象とする。例えば、インテリジェントなデバイスとシステム、ブレインコンピューティング、言語的・非言語的コミュニケーション、異種情報の統合シミュレーション、大量データの高速処理による意思決定支援システムの研究などを含む。 平成14年度の当領域への応募は、これまでに比しても内容の充実した研究提案が極めて多く、総数は昨年度より少し減少の59件であったが、その殆どが採用レベルに達しているとも云える状況であった。 その内訳としては、脳計算関連の研究が24件、認識・意味理解の研究が13件、インタラクティブ・ソフト関連の研究が6件、高速コンピューティングやデバイスに関するものが5件、情報処理基礎技術が4件、バイオに関する研究が4件、その他3件であった。 本領域では今年度が最後の応募選考となる。昨年度と同様、募集要領の「選考にあたっての考え方」ならびに戦略的創造研究選考基準を踏まえて「協調的人間社会の構築に貢献」する「野心的で独創性」があり「今後の科学技術に大きなインパクトを与える」とともに、当領域の【協調】をテーマとする研究提案を重視した。また、研究グループを構成し研究を推進することが前提であるので、研究者自身の研究に対する「活力・リーダーシップ」を重視し、より研究のアクティビティの高いものを採用するように腐心した。 書類選考に当たっては、応募課題は広範で多岐にわたるため1テーマあたり3人のアドバイザーがそれぞれ専門家としての立場から提案内容を評価し、より独創性に富んだ課題を15件選定した。 さらに面接選考では、申請者本人によるプレゼンテーションならびに質疑応答を通して審査を行ない、アドバイザー全員による討議により上表に示す7件の提案を採択した。今後、これらの研究遂行により、人間社会に大いに貢献されることを期待したい。 |
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This page updated on October 31, 2002
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