新規採択研究代表者・個人研究者および研究課題概要 戦略創造プログラム |
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戦略目標 「非侵襲性医療システムの実現のためのナノバイオテクノロジーを活用した機能性材料・システムの創製」 研究領域「医療に向けた化学・生物系分子を利用したバイオ素子・システムの創製」 |
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総評 : 研究総括 相澤 益男(東京工業大学 学長) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
「ナノテクノロジーによる新しい医療技術の創製を目指して」 いよいよナノテクノロジーが医療の分野でも実際に利用される兆しを見せてきた。本領域の募集も2年目を迎え、領域名を「医療に向けた化学・生物系分子を利用したバイオ素子・システムの創製」と改めて、医療分野に応用できる可能性を持った技術に絞り込んで募集を行った。(旧領域名:「化学・生物系の新材料等の創製」) この募集に対し、国公私立大学のみならず国公立研究機関、民間企業の研究者から87件の応募があった。これらは、非常に多岐にわたる興味のある提案であった。提案は、DDSに関連するもの、検査用のプローブ、センサ等素子に関するもの、遺伝子操作に関するもの等々とバラエティーに富んだものであった。提案者の所属をみると、国公私立大学66件、国公立研究機関17件、民間企業4件であった。 これら87件の提案について、研究総括と6名の領域アドバイザーで書類審査を行い、出来るだけ多くの研究者から話を聞くため、15件を選定して、面接を行った。 面接では、ナノテクノロジーの意義が明確になっているもの、独創性、新規性、医療に結びつくかどうかを主な着眼点として、研究の進め方、研究体制等について質疑応答を行い、提案課題の採択に関する検討を行った。 最終的に、7件を採択することになった。これらの提案は、各々特徴があり、研究成果が科学技術・学術的に及ぼす影響も大きいものと期待している。不本意ながら、採択に至らなかった提案の中には、非常に優れたものであるが、領域の主旨からやや離れているものや、戦略が明確に示されていないものなどがあったが、領域の主旨を十分に汲み取り、明確な戦略を立ててからの提案を期待したい。なお、今回は民間の研究者からの提案が1件採択できた。これは、この分野が研究の広がりのみならず、奥行きも深くなってきていることを意味しているものと受け止めている。 |
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This page updated on October 31, 2002
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