新規採択研究代表者・個人研究者および研究課題概要 CRESTプログラム |
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戦略目標 「先進医療の実現を目指した先端的基盤技術の探索・創出」 研究領域 「免疫難病・感染症等の先進医療技術」 |
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総評:研究総括 岸本 忠三(大阪大学 学長) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
「免疫難病・感染症の新たな治療技術の創製を目指して」 免疫学は、20世紀後半の生命科学分野で最も進展した領域の一つであり、その成果は、免疫・アレルギー、感染症、癌に対する画期的な治療法や医療の創製につながることが期待される。本研究領域では、その画期的な先進医療の実現を目指して、"ちょっと遅れて流行を追う”というような研究ではなく、ユニークで創造性に富み、しかもその研究成果が新しい診断・治療技術の開発につながっていくような、研究者の個性の現れたロマンのある研究提案を期待し、昨年度からスタートしたものである。 本年度の募集では、国公私立大学のみならず国立研究機関の研究者から45件の応募があった。これらは、昨年度にも増して、非常に多岐にわたる優れた提案が多数寄せられ、日本が本研究領域で世界を先導していることを強く実感させるものであった。これら45件の提案は5名の領域アドバイザーにお願いして書類審査を行い、特に優れた12件を選定して、1件30分づつの面接を行った。 面接では、昨年と同様に、研究の背景,ねらい、独創性、新規性、研究の進め方、研究体制等の点から質疑応答を行い、提案課題の採択に関する検討を行った。採択に際しては、研究内容がユニークで創造性に富んだものであること、かつ研究計画が具体的に示され5年間で目標達成が十分に期待できること、加えて学問的な成果だけでなく、実用につながるなどの波及効果が期待され、社会に貢献すると考えられるものに重点をおいた。 その結果、 「獲得免疫における高親和性抗体の産生機構と感染症防御への応用」、 「病原微生物の宿主免疫系との共生戦略の解明による治療・制御法の開発」 「マラリア感染成立の分子基盤の解明と新たな感染阻止法の創出」、 「M細胞の免疫生物学的解明とそれを標的とする粘膜ワクチンの開発」、 「肝臓における造血・免疫機構の解明と肝疾患治療への応用」 の5課題が採択された。これらはいずれも国際的に見て非常に高いレベルのものであり、研究成果は世界をリードする先進医療の実現への貢献が十分に期待できるものであった。このほかにも多くの興味ある提案があった。 |
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This page updated on October 31, 2002
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