科学技術振興事業団報 第264号
平成14年10月8日
埼玉県川口市本町4-1-8
科学技術振興事業団
電話(048)226-5606(総務部広報室)
URL http://www.jst.go.jp

「人道的観点からの対人地雷の探知・除去活動を支援する
センシング技術、アクセス・制御技術の研究開発」
研究代表者および研究課題の決定について

 科学技術振興事業団(理事長 沖村 憲樹)では、「人道的観点からの対人地雷の探知・除去活動を支援するセンシング技術、アクセス・制御技術の研究開発」研究代表者および研究課題を決定した。
 この研究開発では、アフガニスタンをはじめとする世界各地における対人地雷の探知・除去技術について、人道的観点からより安全かつ効率的に実施できるよう、先端的な科学技術を駆使して研究開発を行い、3年ないし5年以内に試験機を作製して、現地にて実証試験を実施することを目指す。
 本研究領域「人道的観点からの対人地雷の探知・除去活動を支援するセンシング技術、アクセス・制御技術の研究開発」(参考1)は、文部科学省『対人地雷の探知・除去技術に関する研究開発に関する研究会』の報告書「対人地雷の探知・除去技術に関する研究開発の進め方について」、及びこれを受けて文部科学省より科学技術振興事業団に示された目標に沿って、科学技術振興事業団が設定したもので、同研究会並びに各省庁と連携しつつ、研究開発を進める。
 平成14年6月21日から平成14年7月26日の間、大学、独立行政法人、国公立試験研究機関、特殊法人、企業等に所属する研究者等から広く研究提案を募集した。その結果、最終的に82件の応募があった。
 募集締切後、研究総括および領域アドバイザー(別紙1)が主体となって、(別紙2)の選考基準により書類審査および面接審査を実施し、最終的に12件の研究代表者および研究課題を採択した。研究課題の概要は(別紙3)のとおりである。
 なお、応募件数および選定件数は(別紙4)のとおりである。今後、所定の事務手続きを行った後、研究開発を開始する予定である。なお、研究総括等による評価を行い、スケジュール内に目標を達成する観点から、実用化のために最適な技術を絞り込み、それ以外の課題は開発を途中でうち切ることがある。また、複数の課題の連携・融合を図って、現地で使われる技術の開発を進める。

採択研究代表者および研究課題一覧
総評:研究総括 古田 勝久 (東京電機大学 教授)
参考1 本研究領域について
別紙1 研究総括・領域アドバイザー一覧
別紙2 研究開発課題の選定に当たっての主な基準
別紙3 研究課題概要
別紙4 応募件数および選定件数


【本件問い合わせ先】
科学技術振興事業団 戦略的創造事業本部 研究推進部研究第三課
 加藤、和田(TEL 048-226-5636)


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