開発を終了した課題の評価


団報第249号


課 題 名 「メタルファイバーを用いたGHz帯電磁波吸収シート」
研 究 者 松村和仁(宇都宮大学 教授)
所 有 者 松村和仁(宇都宮大学 教授)、関東鋼線株式会社、
住友電気工業株式会社、科学技術振興事業団
委託企業 関東鋼線株式会社
開 発 費 145,919千 円
開発期間 平成13年3月~平成14年5月
評 価  本新技術は、ポリエステル繊維をバインダーとして、切削ステンレスファイバーをグラスウールの中に均一に分散混合して不織布シートを作製し、これを積層することによりGHz帯の電磁波吸収シートを製造するものである。本開発では、3~10GHz帯で電磁波を受けたときのシートの製造条件と誘電率の関係を明らかにして、単層シートの性能設計をし、各種シートの積層により、減衰量13dB以上の電磁波吸収積層シートを実現した。
本新技術により、電磁波吸収シートとして高速道路自動車料金収受システム(ETC)、船舶レーダー、無線LAN、一般建築物などへの利用が期待される。
評 価 者
新技術審議会会長
  末松安晴
新技術審議会新技術開発部会長
  廣部雅昭
新技術審議会委員
  増本 健、石谷 炯、高橋 清、富山朔太郎、中川威雄、増田善昭、御園正 誠、吉村 進、小村 武
評 価 日 平成14年6月28日

 
本件に関する問い合わせ先 東京都千代田区四番町5-3
科学技術振興事業団 開発部 日江井、井口
 Tel: 03-5214-8995; Fax: 03-5214-8999


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