課 題 名	「微細薄片状酸化チタンの製造技術」
研 究 者	独立行政法人　物質・材料研究機構　物質研究所 所長 　渡辺　遵 主席研究員 　佐々木　高義
所 有 者	独立行政法人　物質・材料研究機構 石原産業株式会社
委託企業	石原産業株式会社
開 発 費	１７８，０００千円
開発期間	平成１１年３月～平成１４年３月
評 価	本新技術は、酸化チタンとアルカリ金属塩を混合して焼成、酸処理することにより層状のチタン酸結晶を合成し、この結晶をアミン系化合物水溶液中で攪拌して層状結晶の各層を剥離、分散させ噴霧乾燥、焼成することにより中空状の酸化チタンとした後、これを粉砕することにより微細な薄片状酸化チタンを製造するものである。 　本新技術による薄片状酸化チタンは、展延性、密着性に優れるなどの特徴を持つため、化粧品、塗料などへの利用が期待される。なお、製造の途中で得られる中空状の酸化チタンも、肌に対する展延性に優れるなどの特徴があることがわかり、化粧品などへの利用が期待される。
評 価 者	新技術審議会　会長 　　末松安晴 新技術審議会　新技術開発部会長 　　廣部雅昭 新技術審議会　新技術開発部会　委員 　　増本　健、石谷　炯、小村　武、高橋　清、富山朔太郎、中川威雄、増田善昭、御園生誠、吉村　進
評 価 日	平成１４年５月２９日