別紙2
本新技術は、手足の不自由な人が自らの意思で電動車いすを操作するためのコントローラに関するものである。 従来より、電動車いすの操作はジョイスティックによるものがほとんどであるが、本コントローラにより、舌を手の代わりとして利用することができ、電動車いすを操作できるようになる。 本新技術の背景、内容、効果は次のとおりである。
電動車いすの操作方法としては、現在、ジョイスティックが主流となっているが、その場合、手を動かすことができることが必要である。さらに障害が重い場合、あごでジョイスティックを操作できるようにしたものもあるが、利用時の疲労から長時間の連続運転は制限される。こうしたことから、利用者への負担が少なく使いやすいコントローラの開発が望まれていた。
本新技術は、上あごに密着する義歯状のプラスチック板(口内ユニット)に組み込んだ圧力センサによって、利用者が舌を口蓋に接触させる場所と強さを検出し、外部ユニットを介して圧力信号を電動車いすの操作信号として処理・送受信し、電動車いすを操作するようにしたコントローラに関するものである。 舌が口の中の手と言われるほど運動機能が高く、手足が不自由な人も舌を動かすことはできることに着目し、薄型の圧力センサを用いた舌圧測定システムを発展させ、外部機器の制御を可能にした。
本新技術には次のような特徴がある。
|
This page updated on January 31, 2002
Copyright©2002 Japan Science and Technology Corporation.