2002 年1 月17 日
(財)神奈川科学技術アカデミー
@色変化でホルムアルデヒドを検出する試薬 | |
ホルムアルデヒド | 無色で強い刺激臭のある物質。合板やパーティクルボードなどの建材、壁紙を張る際の接着剤などに含まれる。発ガン性の疑いがあり、目や喉の痛み、アレルギー症状を引き起こす。 |
シックハウス症候群 | 住宅用建材、家具や壁紙などの接着剤、防蟻剤、ビニールクロスなどに含まれる化学物質によって、目や喉の痛み、思考力の低下、慢性疲労さらにアトピー性皮膚炎をはじめとしたアレルギー症状の悪化が引き起こされる健康被害の総称。 |
A多成分同時測定センサー(スマートケミカルセンサー) | |
ニューラルネットワーク | 出力データと入力データとの相関を、学習を繰り返すことで獲得していくデータ解析方法の1種。特に一つの測定データに対しその解が複数存在する可能性がある、というような非線形データの解析に効力を発揮する。 |
イオノフォア | イオンを水層から有機層(油層)へ抽出するのを促進する物質のこと。金属イオンや親水性有機イオン等、目的のイオン分子だけを捕まえる(=選択的イオンセンシングを可能にする)物質もその一種。分子構造を人工的に設計、合成することが出来ることから、対象物質や測定目的によって、イオンと応答し蛍光を発色させる、水に溶けにくくする、などの求める機能を自在にデザインすることが出来る。 今回合成に成功したものは、この特性を十二分に活かし、対象の3つの重金属イオン(カドミウム、亜鉛、水銀)と結合した時だけ蛍光を発するというデザインになっている。 |
アルゴリズム | コンピュータを使ってある特定の目的を達成するための処理手順のこと。アルゴリズムをプログラミング言語を用いて具体的に記述したものをプログラムという。 |
バックプロパゲーション | 1986 年にRumelhart により提案された。階層型ニューラルネットワークのもっとも代表的な学習則。誤差の原因が、層間の結合荷重の誤りによるものとして、荷重の調整を行なう。非線形関数を近似する能力を持ち、本研究では、イオン濃度とスペクトルの変化量との関係を学習している。パターン認識や制御など、広い分野で利用されている。 |
ネットワークインバージョン | バックプロパゲーションと組み合わせて用いる。バックプロパゲーションでは誤差の原因が結合荷重と考えたが、ネットワークインバージョンでは、誤差の原因が入力にあると考えて入力値を変更する。このため、バックプロパゲーションを用いて学習したニューラルネットワークにおいて、ある出力値を得る入力を求める事が可能である。 |
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