1. | 戦略目標:「遺伝子情報に基づくたんぱく質解析を通した技術革新」 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
研究領域:「たんぱく質の構造・機能と発現メカニズム」 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
−たんぱく質の機能発現メカニズムに基づく革新的な新薬、診断技術及び物質生産技術の創製を目指して− | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
総評 : 研究統括 大島 泰郎(東京薬科大学生命科学部 教授) 「たんぱく質研究の新時代を迎えて」 たんぱく質の時代がやってきた。ゲノム後の研究の最前線はたんぱく質へと移りつつある。本研究領域は、まさに時機を得たもので、本年度からスタートする。たんぱく質研究の新時代を迎えて、その構造から機能解析、生理的活性までを対象に独創的な発想に基づく研究を公募したところ、大学・国公立のさまざまな研究機関から127件の応募があった。 提案された研究計画は、8名の領域アドバイザーに審査をお願いし、第一次として12件を選定した。この12件については、第二次審査として面接による審査を行い、最終的に領域アドバイザーの合議により採択課題6件を決定した。 激戦の結果選ばれた研究課題の質の高さは改めて述べるまでもなかろう。必ずや、期待を超える研究成果をあげ、わが国はもとよりのこと国際的な生命科学研究のレベルを上げ、新時代のたんぱく質科学を切り開くことに貢献することは疑いない。同時にその成果が産業界を刺激し、新たな産業を呼び起こすことを通して、社会的にも貢献するものと信じている。 本研究領域の公募に対しては期待通り、構造解析から生理活性にわたる幅広い研究提案が寄せられ、審査は困難を極めた。また、比較的若い研究者からの提案も多く、生命科学の研究の新時代が到来しつつあることを改めて認識させられた。採択に至らなかった提案の中にも捨てがたいオリジナリティの高い研究計画が少なくなく、これらを採択課題に加えられなかったことは痛恨の極みである。 |
This page updated on November 12, 2001
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