(参考5)

計算科学技術活用型特定研究開発推進事業(概要)


・ねらい

 21世紀において科学技術創造立国を目指す我が国では、研究開発の高度化を図るため、シミュレーションならびにネットワーク技術をはじめとする計算科学技術・情報通信技術の重要性はますます増加しつつあります。
 この事業においては、「理論」「実験」に次ぐ第三の科学技術と言われている「計算科学技術」を活用した研究開発を通じて、計算科学技術の進展ならびに新たな知の創出および、汎用的でかつ広く流通して役立つようなシミュレーションツールやデータベース等の成果を生み出すことをを目指しています。

・仕組み

 事業団が設定した研究開発分野について、提案を募集します。課題は計算科学技術委員の選考を経て、事業団が選定します。研究開発チームを編成する場合、代表研究者と同一の研究機関に所属する研究者のみならず、外部の研究機関の研究者等が参加する多様な人材で構成されていることを期待します。
 ソフトウェア、データベース等の幅広く普及・利用される成果は広く公開・流通させるものとします。なお、物を合成したり、計測したりする実験研究を伴う課題は対象外です。

・研究開発期間

 原則3年間です。

・研究費

 年間4千万円程度、総額1.2億円程度です。

・研究実施場所

 既存の施設を活用します。

・研究成果

 研究成果については学会、シンポジウム等を通じて積極的に公表していただきます。また、工業所有権、著作権等については原則として研究者(発明者)と事業団との共有になります。

・応募対象者

 自ら独創的な研究開発構想の発案者であるとともに、その構想を実現するために研究チームを編成し、リーダーシップを持って自ら研究開発を推進する研究者。


This page updated on June 22, 2001

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