(参考3)

戦略的基礎研究推進事業(概要)


・ねらい

 「科学技術創造立国」を目指し、明日の科学技術につながる知的資産の形成や新産業の創出を図るため、大学、独立行政法人、国公立試験研究機関、特殊法人、企業等に所属する研究者が、その研究機関の研究ポテンシャルを活用しつつ基礎研究を実施するもので、いずれその研究成果が国民や社会に還元されていくことを期待するものです。

・仕組み

 国(文部科学省)が定めた戦略目標のもとに設定された研究領域について、研究提案を募集します。研究提案の選考は、研究領域にそれぞれ置かれる研究統括が領域アドバイザーの協力等を得て行います。研究代表者には、自らの研究構想を実現するために、数名〜二十名程度からなる研究チーム(研究を行うための研究者、研究補助者等の集団)を編成し、研究を実施していただきます。研究チームは、研究代表者と同一の研究機関に所属する研究者のみならず、外部の研究機関の研究者等が参加することも可能です。

・研究統括

 研究統括は、研究提案の選考の責任者となるとともに、個々の研究実施について、研究進捗状況の把握およびその調整、評価、研究者に対する助言等といった、研究領域全般の研究運営に携わります。

・研究期間

 研究期間は5年が限度です。

・研究費

 研究費は1研究課題当り下記の通り。
  @タイプT:4〜5千万円程度/年
  AタイプU:9千万円程度/年
  BタイプV:1.5億〜2億円程度/年

・研究実施場所

 研究実施場所については、既存の施設を活用します。

・研究成果

 研究成果については学会、シンポジウム等を通じて積極的に公表します。また、工業所有権等については原則として事業団と研究者個人または研究機関との共有になります。

・応募対象者

 申し込みは研究代表者が自ら行うもので、研究代表者の要件は以下の通りです。

(1) 自ら独創的な研究構想の発案者であるとともに、その構想を実現するために数名〜二十名程度の研究チームを編成し、リーダーシップを持って自ら研究を推進する研究者。
(2) 国内の大学、独立行政法人、国公立試験研究機関、特殊法人、特別認可法人、公益法人、企業等に所属する研究者。ただし、現在、特定の研究機関に所属していないものの、研究代表者として採択された場合、国内の研究機関にて研究を実施する体制がとれる研究者、または、現在、海外に在住している日本人であって、研究提案が採択された場合、国内の上記研究機関で研究を実施する体制を取ることが可能な研究者も対象となります。
(3) 研究実施期間を通じ、研究チームの責任者として研究全体に責務を負っていただける研究者。(そのため原則として同一機関に在籍し、研究に力を注げることが前提となります)

This page updated on June 22, 2001

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