総括責任者
| １．氏名(現職) |
やなぎさわ まさし
柳沢 正史（テキサス大学サウスウェスタン医学センター 教授、
ハワードヒューズ医学研究所 研究員） ４０歳
| ２．略歴 |
| 昭和３５年 ５月 | 生まれ |
| 昭和６０年 ３月 | 筑波大学医学専門学群 卒業 |
| 昭和６３年 ９月 | 筑波大学基礎医学系博士課程修了 医学博士 |
| 平成 元年 ４月 | 筑波大学基礎医学系薬理学 講師 |
| 平成 ３年 ４月 | 京都大学医学部第一薬理学 講師 |
| 平成 ３年１０月 | テキサス大学サウスウェスタン医学センター 准教授 兼ハワードヒューズ医学研究所 準研究員 |
| 平成 ８年 ９月 | テキサス大学サウスウェスタン医学センター 教授 兼ハワードヒューズ医学研究所 研究員 |
| ３．研究分野 |
分子遺伝学、薬理学、内分泌学
| ４．学会活動等 |
| 米国 臨床研究学会（American Society for Clinical Investigation）評議員 | |
| 米国 心臓学会高血圧部会（AHA Council on High Blood Pressure）評議員 | |
| Current Opinions in Pharmacology 編集委員 |
| ５．業績等 |
生理活性ペプチドであるエンドセリン、オレキシンとそれらの受容体の同定と機能解析に関する研究で多くの成果を上げている。主な業績としては、血管収縮因子として強く関与するエンドセリンをエンドセリン産生細胞から同定（Nature,1988.PNAS,1988.）、エンドセリンのペプチド異性体、エンドセリン受容体、酵素変換エンドセリンを次々と同定、機能解析（PNAS,1989.Nature,1990.など）、また、遺伝子ノックアウトマウスによる一連の実験で、エンドセリン経路が神経堤由来組織の胚発生において重要であることを示唆（Cell,1994.）、エンドセリンとその受容体の突然変異が先天性巨大結腸症を引き起こし、ヒトの神経堤関連先天性疾患にも関係していることを導いた（Cell,1994）。また、摂食行動を支配するオレキシンを発見（Cell,1998.）し、その後の研究でそれが睡眠をも支配することを明らかにした（Cell,1999）。
| 平成 ９年 | 国際腎臓学会 The Donald Seldin Award 日本心血管内分泌代謝学会 高峰譲吉奨励賞 |
| 平成１０年 | 米国 薬理学会 The J. J. Abel Award 「エンドセリン・オレキシンの発見と機能解析」 Robert J. and Claire Pasarow財団 Medical Research Award 米国 心臓学会 The Novartis Award 「Discovery of endothelin and its role for hypertension and vascular biology」 The Kilby Awards財団 The Kilby Award |
| 平成１１年 | 米国 生化学・分子生物学会 The Amgen Award |
| 平成１２年 | 東京テクノフォーラム２１ ゴールドメダル賞 「睡眠と食欲を調節するオレキシン及び血管収縮ホルモン・エンドセリンの発見と機能解析」 (財)ブレインサイエンス振興財団 塚原仲晃記念賞 「エンドセリン・オレキシン等の新しい生理活性ペプチドの探索」 |
| 他 |
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